マツエクでアレルギーの症状が出た場合
マツエク業界でも問題になっているのが、アレルギーのトラブルです。
テレビなどでも、まつエクの装着によるアレルギー症状が放送されるなど、まつエクの危険性(きけんせい)が広く知られています。
マツエクによるアレルギーは、存在します。そして、本当に避けられない方がいるのも事実です。
1、アレルギーのほとんどの原因がグルー
そもそもグルーというのは、カンタンに言うと「瞬間接着剤(しゅんかんせっちゃくざい)」のようなものです。
いくら安全と言われていても、グルーは日本では化粧品ではなく「雑貨扱い」となっています。
海外から輸入されるグルーには成分表示もしなくてもいい=規制が弱いという問題があります。
ケースによっては、グルーの主成分ではなく、カーボンや柔軟性を出すための微量の添加物などに反応を示す場合もあります。
2、マツエクのグルーの成分とは?
エクステの装着に使われるグルーの主成分はアレルギー反応を示す方が多いといわれています。
主成分として主に2タイプ、エチルシアノアクリレート・ ブチルシアノクリレートがあります。
ブチルシアノクリレートは医療用のものですが、エクステではこれでもかゆみや充血に結膜炎(けつまくえん)の報告がされています。
よほど技術がないアイリストでない限りは、皮膚(ひふ)にグルーが触れることはありませんしこの様なことが原因であるのは少数です。
多くの人は、『繰り返しマツエクをしている』『何かの拍子で異変を感じるようになった』と訴えています。
3、どんな症状がでるの?
まつげエクステをつけてから日数がたち、ふとこういう症状がでたら注意してみてください。
目やにがたまり、目が開きにくい
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目だけでなく鼻にも症状があらわれるので『花粉症』と間違えやすいのですが、目と鼻はつながっているのでグルーでのアレルギー反応は鼻にもあらわれます。
いつもと何か違うな?と思う症状があった場合は
速やかにマツエクをはずしましょう。
そうすることで症状が治まったのであれば、グルーアレルギーの可能性が高いです。
4、マツエクアレルギーの対処法
エクステサロンでしっかりカウンセリングを受けましょう。
体質や、アレルギーなどの有無をはじめとして、どのような施術をするかを説明をききましょう。
わからないことはしっかり聞いておき、技術者が技術のことをちゃんとわかっているのかを見極めることも必要なことです。
また、初めての方には特にパッチテストがおススメです。まず数本付けていただき、数日~1週間ほど、様子を見ていただきます。特に問題のないようでしたら、本数をつけていきましょう。
5、最後に
一度アレルギーが出たら、暫くはマツエクは中止しましょう。
肌や目を痛めて傷にしてしまう前に、我慢はしないできちんと症状を把握して対応しましょう。
低刺激のアレルギー対応グルーも登場したので昔より安心してマツエクが出来るようになりました。
グルーの成分をチェックできるサロンも増えてきたので、マツエクサロン選びから始めてください。